年に1度のお楽しみ~♪なとれたてのたけのこは
旬の季節だけ味わえる特別なもの。
手間暇かけてゆでたたけのこを大事に味わうためにも
保存方法を工夫して長く楽しみたいですよね。
ウチではたけのこをゆでた後は
3つの方法でラクラク保存しています。
このページではそのやり方はもちろん
保存期間や使い方などもあわせてご紹介します。
たけのこの保存方法は?
ぬかを入れてコトコト煮たたけのこ。
この後はどんなふうに保存するのが良いのでしょうか?
ウチでは冷蔵・冷凍・乾燥の3つの方法で
ゆでたたけのこを保存しています。
保存方法を変えれば日持ち期間も違いますので
腐らないうちにと急いで使う必要もなくとても便利です。
では順番に見ていきましょう!
■冷蔵保存の方法は?
水煮したたけのこは皮をむいてきれいな状態にしたら
深めのタッパーに入れて浸るくらいの水を入れます。
冷蔵庫に入れて毎日水を取り換えてくださいね
■冷凍保存の方法は?
ゆでたたけのこを冷蔵庫で保存するよりも
もうちょっと長く持たせたい・・・。
そんな時は冷凍がおすすめです。
たけのこって冷凍すると繊維の部分が
スジスジしちゃっておいしくないのでは?
と思われがちですが裏技があるんです♪
ポイントはお砂糖!
不思議なことにお砂糖をまぶすと冷凍しても
たけのこのしゃきしゃき感をそのまま保つことができるのです。
やり方はとっても簡単。
ゆでたたけのこを薄切りにし砂糖を加えボールで混ぜます。
分量の目安はたけのこの正味重量300グラムに対し
砂糖大さじ1の割合です。
たけのこが重ならないようにジップロックに入れて
平らにし冷凍庫で凍らせます。
それにしても砂糖恐るべし!ですね~。
実はこれ、砂糖の保水力を利用しているんです。
ゆでたたけのこをそのまま冷凍し解凍すると
細胞が壊れ水分がぬけてスカスカになってしまいます。
ところが砂糖をまぶしておくと、たけのこに含まれる水分と結合し
解凍しても水を抱え込んだママの状態を保ってくれるんです。
料理って科学ですねえ~
■乾燥保存の方法は?
最後はたけのこの乾燥保存方法です。
まずはゆでたたけのこを3ミリ程度の薄切りにし
ざるや網などに乗せて天日干しします。
からっと晴れた日に干して乾燥させましょう。
たまに裏返したりして早く乾くようにします。
鳥に食べられたりしないよう釣り用品屋さんに
売ってるアミを利用すると便利です。
夜は室内に入れて待機。
翌日また外に出して乾燥させるを繰り返し
中心部分までしっかりとカラカラにしましょう。
天気や温度にもよりますが
乾燥が終わるまで3日から1週間程度。
乾燥がうまくいけば保存途中に
カビが生えたりすることもありません。
乾燥が終わったら乾燥剤も一緒にビンやジップロックなどに入れて
日の当たらない冷暗所で保存もしくは冷蔵庫や野菜室でもOK。
私はジップロックに入れて空気を抜き冷蔵庫で保存することが多いです。
かさばらないので冷蔵庫に入れてもあまり邪魔ではないことと
一定温度で保存したほうがより劣化しにくいのでそうしています。
この方法なら場所をとらないですし特別な材料もいらない。
しかも長期保存可能なのでとても便利です♪
乾燥たけのこのお味も気になるところですよね?
生たけのこのシャキシャキ感ではなく
乾燥すると独特のコリコリ感になります。
どんなのだろ~?って試したくなったでしょ?(笑)
たけのこの保存期間は?
冷蔵・冷凍・乾燥と保存方法によって日持ちの長さも違います。
■冷蔵なら?
1週間くらい保存可能です。
ただし、タッパーに入れた水は毎日取り換えるようにしてください。
もしも水なしでたけのこのみをタッパーに入れて
冷蔵する場合の日持ちは2~3日程度です。
■冷凍なら?
保存期間は2週間から1カ月程度。
ニオイの強いものなどを近くに入れないようにし
冷凍やけにも注意しましょう。
■乾燥なら?
日の当たらない冷暗所で半年~1年程度保存可能です。
乾燥がきちんとできていないと虫がわいたり
カビが生えるので注意しましょう。
たけのこの使い方は?
上記では冷蔵・冷凍・乾燥の3つの方法をご紹介しましたが
保存したものを料理に使う時はどのようにしたらいいのでしょうか?
■冷蔵は?
水につけて冷蔵しておいたものは、好みの大きさにカットして
そのまま料理に使えばOK。
その際にはついでにタッパーの水も新しいものに
入れ替えるのが長持ちのコツです。
■冷凍は?
砂糖をまぶして冷凍したものを使う時は
解凍せず凍ったままの状態で加熱調理に使いましょう。
気になるようなら表面についた砂糖分を水でさっと流してもOKです。
調理の際は砂糖がまぶしてあるぶん、
味付けの時に甘みをつけないか、少なめにしてくださいね。
■乾燥は?
乾燥したたけのこは水戻しが必要です。
さっと表面を水で洗ったら1時間程度
水につけて戻し、その後料理に使いましょう。
スープや煮物など汁っぽいものに使うのがおすすめです。
独特のコリコリ感を楽しんでくださいね。
編集後記
たけのこってゆでるのも大変なうえに、
ゆであがった大量のたけのこを短期間で食べきるのもまた難しい~。
毎日食卓にたけのこを出していると、
最初はありがたく食べてくれるのにそのうち
「また?!」なんて言われたりしてつらいですよねぇ。
たけのこの賞味期限を気にせず好きな時に使うためには
保存方法を変えるのがベストだと思い、
今では3パターンのやり方を駆使しみんなが
忘れた頃にたけのこを出してきては食べています。
保存方法が変わるとたけのこの食感や味わいも違ってきますので
新しいメニューを考えたりするのも面白いですよ。
たけのこというと炊き込みごはんや若竹煮などが定番ですが
今年は今までやったことのない新しいタケノコワールドに
足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?