法事や大事な集まりごとなど、
あらたまった席につきものの「正座」。
最近は座るよりも椅子生活の方が主流なので
正座ができない方も多いはず。
そんな場合は、早いと5分たたずに
しびれが限界に来てしまったりと
大変な思いをしているかもしれませんね(笑)
このページでは正座をした時のしびれの原因や
治す方法、痺れない座り方をご紹介します。
正座のしびれ 原因は?
正座をするとやがて足を襲う強烈なビリビリ感!
自分の意志とは関係なく起こる上に
その痛みを自分で止めることもできないので
一度しびれてしまったらお手上げです。
なぜ正座をすると足がしびれるのでしょうか?
その理由は足に体重がかかり膝下の血管が圧迫されて
血流が悪くなり神経が麻痺するから。
末梢神経が圧迫されたり酸素が不足することで
知覚を伝える神経機能が低下し足がしびれるのですね。
痛みやしびれは末梢神経が変だよ!
という体からのお知らせなんです。
それでも正座を続けていると末梢神経は麻痺し
足の感覚もなくなってしまいます。
これは一時的なことなので正座をやめれば足の麻痺も
元に戻りますからご安心を。
正座のしびれを治す方法は?
正座をして足がしびれてしまうと立つこともできず
自分ではうまく対処することが難しいですよね。
足のしびれを治すためにはどうしたらいいのでしょうか?
ポイントは一刻も早く足の血流を良くすることです。
ここでは3つの方法をご紹介します。
■つま先で正座する
正座をした状態からつま先を立ててひざまずいて座ってみましょう。
旅館の仲居さんがふすまを開けるときみたいな感じで
両膝は床につけたまま両足の指を立てて
かかとの上に腰を乗っけるイメージです。
しびれたつま先が反対方向にぎゅーーっと伸ばされるので
最初は痛いですがすぐにしびれが止まると思います。
しくじってはいけない場でしびれた足を復活されるなら
この方法が一番目立たないかもしれません(笑)
■体育座り
正座をやめて体育座りしゆっくりと血流を戻して
足のしびれが引くのを待ちます。
同時にひざから足首の間をマッサージをするとより早く良くなります。
■後ろ向きに歩く
足がしびれている時はちょっと大変ですが
後ろ向きに歩くか後ろ向きで階段を数段降りると
すーっと足のしびれがおさまります。
転んだりしないよう体のバランスを
崩さないようゆっくリやってくださいね。
正座をしても痺れない座り方は?
いくら正座が苦手でも座ることの多い法事などは避けられません。
いったいどうしたら足がしびれないように
正座することができるのでしょうか?
絶対にしびれません!とは言い切れませんが
かなりしびれを軽減できる方法ならありますよ。
正座をする時に足で輪を作るようなイメージで座り
その輪の中にお尻をスポっと入れるような感じで腰をおろし
後ろに回った足先はクロスして重ねます。
こんなふうに座るとひざ下だけに負担がかからず
体重を分散して支えるので足がしびれにくいのです。
このままではだんだん足がしびれてきますので
クロスしている足先を適度に上下入れ替えてくださいね。
編集後記
ウチの母が若い頃、お葬式に出席した時
正座してめっちゃしびれてたんですって。
・・・で、お焼香の番が回ってきたのでガマンして立ち上がったら
みごとにスッテンコロリンしてしまったそうです
それ以来正座が恐ろしい・・・!!と言っていました。
なのでもう2度と過ちを繰り返さないように
だめだと思ったら立たない、
順番を変わってもらうなどするそうです。
張りつめた空気の中、転ぶって・・・
考えただけでもガクブルです(笑)