今年も1年終わりだなあ~
毎日大変だったけど頑張ったよねえ・・・
そんなことを考えながら食べる年越しそば。
・・・ん?
なんで年越しそばって食べるんだろう。
そんなことをふと思うことはありませんか?
このページでは
・年越しそばをなぜ食べるのかその意味
・どのタイミングで食べるものなのか?
・具は何をのせる?意味はあるの?
など年越しそばのトリビアをご紹介します。
年越しそばを食べる意味は?
家族でおそばをすすりながら、
今年あったことを話したり
テレビを見ながら過ごす年末はどこにでもある風景。
毎年当たり前のように食べている年越しそばですが
改めて考えてみるとなぜこの時期におそばなんでしょうか?
年越しそばを食べる意味とは・・・?
1年最後の日に食べる年越しそばは「細く長く」
という説が一般的によく知られていますが
実は他にもいろいろと意味を持っているんです。
■そばは荒れ地や痩せた土地とても育つ植物。
雨や風に吹きさらされても太陽に当たると
元気を取り戻し立ち直る強さを持っています。
その強い生命力にあやかり
そばを食べるという説があります。
■そばは切れやすいことから、
今年1年にあった災難や苦労は
切り捨てるということからという説もあります。
「年切りそば」なんていう言い方もあるんですよ。
苦労や悪いことはその年で終わりにするという
区切りになる食べ物と考えると奥が深いですねぇ♪
年越しそばはいつ食べる?
毎年大みそかはテレビを見ながら遅くまで起きていたり
年越しとともに初詣をするなど人により過ごし方は色々。
年越し蕎麦は大みそかに食べる場合が
ほとんどだと思いますが・・・いつ食べていますか?
もしかしたら31日はたらふくごちそうを食べて
お腹いっぱいだから元旦に食べている
なんてこともあるかもしれませんね~。
食べるタイミングで一番多いのは、
大みそかの夜ごはんとして、もしくは元旦直前の
除夜の鐘を聞きながらという2つの時間帯です。
年越しそばの由来をひもといてみると
年内に食べ終えておかないと来年の金運が
イマイチになる・縁起が良くないと言われていますので
どうせ食べるなら年明け前に食べるのがマル!
ただ、何時に食べたほうが良い!など
明確な時間の決まりがあるわけではないので
年内にお腹の都合が良い時でOKです。
年明け早々、夜中出発で初詣に出かける予定があるなら
行く前におそばを食べておけばちょうどいいかもしれませんね。
また、地域によっては年越しそばを元旦に食べることもあるので
その辺は習慣に従っておくのが一番です。
年越しそばの具は?
年越しそばと一口にいっても
どんなものを食べているのかは各家庭で色々。
ざるそばなどの冷たいものや天ぷら入りの温かいもの等
地域によっても具は違いますよね。
ここでは年越しそばの代表的な具とその意味をご紹介します。
■海老天やエビ入りのかき揚げ
年末のデパ地下で長蛇の列になっているてんぷら屋さん。
年越しそばにのせる海老天を買うお客さんを毎年目にします。
腰が曲がった海老は「長寿」の意味を持っていますので
縁起の良いエビをおそばにのせます。
■ねぎ
年越しそばに欠かせないネギは
「労をねぎらう」の意味もあります。
薬味としてのうまみもありますので
具としても欠かせませんよね。
そういえばネギ1本をお箸がわりに食べる
ネギそばってありましたよね?
たしか・・・福島・大内宿の名物でしたっけ。
たまにはそんなずらしいお蕎麦を楽しんでもいいかもしれません♪
■にしん
主に京都の年越しそばで使われるのがにしん。
身欠きニシンの甘露煮をのせて具にしています。
子どもに恵まれるようにという意味でつかわれています。
■油揚げ
甘辛く煮付けた油揚げをお蕎麦の具にします。
「商売繁盛」を願うならお稲荷さん効果を狙って
油揚げははずせない具の一つですね♪
何気なく使ったり食べている具の一つ一つにも
意味があるのはとても面白いですね!
年越し蕎麦がすごく特別なものに思えてきませんか?
編集後記
私が住んでいるところでは
年越しそばの具はえび天が一般的。
天ぷら屋さんで揚げたての海老天を買ってきても
夜食べる頃にはふにゃふにゃに・・・。
どうせおそばに入れるんだからどっちみち
ふにゃっとしてしまいますが、ひと手間かけて
トースターや魚焼きグリルでパリっと
焼き直すとよりおいしくなりますよ。
いつもそのまま使ってる!というなら
ぜひ今年は試してみてくださいね。