湿気で部屋がじめじめしがちな6月~9月ごろに
発生することが多い畳のカビ。
雨の多い時期などに湿気を吸いまくり、
夏の猛暑でその湿気が蒸れるというサイクルで
カビが発生しやすい時期は注意が必要です。
畳はごろんと横になれる気軽さがいいのに
これではうっかりくつろぐこともできませんよね。
このページでは畳のカビの取り方や
生えなくするための方法をご紹介します。
畳のカビ除去方法は?
室温20~30度・湿度75%以上の環境が続いた時に
畳の表面にカビが出てくるようになります。
最近の住宅は高気密ですし、
1人暮らしで1日仕事で出ている場合は
部屋の窓も閉め切っていますから
この条件は簡単にクリアしてしまいますよね。
畳にカビを発見したらどのように
取り除けばよいのでしょうか?
用意するものはたわしとエタノールスプレー。
(1)畳にエタノール入りのスプレーを吹きかけたら
畳の目にそってたわしでこすっていきます。
べたついたカビがさらっとした状態になってとれますので
これを掃除機で吸います。
(2)再度エタノールスプレーを吹きかけたら
乾いたタオルで表面をふきます。
一部屋をいっぺんにやろうとすると大変ですので
畳1畳分ずつ順番に終わらせていきましょう。
終わったらドアや窓を全部閉めて除湿機やエアコンをかけて
湿気を取り除き畳を乾燥させます。
畳のカビ対策は?
畳のカビを全部退治してひと安心!
・・・なのもつかの間。
とりあえず畳のカビはとれていても、
やつらは何度でも生えるチャンスをうかがっています。
畳にカビを生えさせないための対策をご紹介します。
畳の掃除をしたついでにできるものもありますので
試してみてくださいね。
■新聞紙
畳の上に新聞紙を置いておく
または畳の下に新聞紙を敷いておきます。
新聞紙が湿気を吸収してくれます。
■家具やテレビなどは壁から少し離す
大型の家電品や家具の後ろはカビが生えやすいので
壁ドンせず、空間を開けておきましょう。
■除湿
除湿グッズや除湿機、エアコンのドライを使い
効率的に湿気を取り除きましょう。
■扇風機
窓の開け閉めのない部屋には扇風機で風を送りましょう。
■除湿シート
畳の下に除湿シートを敷いておけば湿気を吸い取ってくれます。
ちょっと高いけれど炭シートもおすすめです。
畳のカビ予防は?
畳をカビから守るにはどうしたらいいのでしょうか?
ここでは簡単にできる毎日のちょっとしたことをご紹介します。
■洗濯物を干さない
和室で部屋干ししているとその湿気を畳が吸ってしまいますので
風呂場やリビングなどほかの部屋を使うようにしましょう。
■掃除機をかける
掃除機をかけるのはごみやほこりを吸うだけでなく
畳の湿気も同時に吸い取っています。
こまめにお掃除していればカビは発生しにくくなります。
■布団を毎日あげる
めんどくさ~い!とお布団を押入れに入れず
敷きっぱなしや折り曲げて放置していませんか?
布団の下では畳がジメジメ準備を始めています!
■窓を開けて換気!
1日1回は最低でも窓を開けて空気の入れ替えをしましょう。
閉めっぱなしはカビの温床になります!
■畳の上にじゅうたんはNG
和室が気に入らない場合、模様替えの際に
うっかりやりがちな畳onじゅうたん!
じゅうたんの下には空気が入らないので
カビやダニの心配があります。
せっかくの畳を活かして和室を楽しみましょう!
編集後記
私も以前住んでいたアパートの和室の畳に
カビを大発生させたことがありました。
まさかカビが生えるなんて思ってなかったのですが
畳全体がふわ~っと白くなっていることに気がついた時には
大変なことになっていました。
その時は畳のカビ対処法も知らなかったので
ただただ掃除機を必死でかけました。
そしたら・・・
白いカビがモクモクと舞い上がって部屋中に真っ白になったほど!
うっすらとスモークたいたような、そんな感じ。
仕事が忙しくて夜遅く家に帰ってくるだけだったので
畳なんか気にしていなかったんですよね。
素足でカビ畳の上を歩いていたことを思い出すと恐ろしくなります。
その頃は掃除もまともにしてなかったので
不潔の絶頂だったと思います(笑)
そういえばその頃の体調はとても悪かったです!
畳のカビを毎日吸っていた影響があったかもしれませんね。
毎日快適に過ごせるよう窓を開けて空気を入れ
お掃除は欠かさずやりましょう♪