普段はあまり気にせず過ごしていますが
日本にはたくさんの季節を表す言葉があります。
美しい響きの日本語表現に出会うと
日本人でよかった!なんてしみじみ思ったり(^^)
そんなわけで、今日ご紹介するのは「処暑」です。
初めて聞く~という方も多いかもしれませんね。
季節についてちょっと詳しく書いてあるカレンダーなら
たぶん「処暑」って書いてありますよ♪
(自宅のカレンダーをチェックしてみたら
3つのうち2つに書いてありました)
ではさっそく処暑についてひも解いていきましょう♪
処暑とは?
二十四節気の一つである処暑。
二十四節気とは、節分を基点として1年間を24に分け
約15日で区切った季節のことです。
生活上では春夏秋冬の4つしかあまり意識しないですが
実は24の季節があるんですね♪
処暑には「暑さがおさまるころ」という意味があり
この時期を過ぎると風も涼しく感じ、だんだん
朝晩は少しひんやりするようになってきます。
・・・とはいえ、実際のところはというと
毎年8月23日ごろは、まだまだ暑さも盛り。
実際にはまだまだ気温は真夏そのものですが
暦の上での季節は次へとコマを進めているんですね~
処暑食べ物は?
夏が終わり秋へと季節が移行する
「変わり目」には体調を崩しがち。
暑い季節の疲れがドッと出てくる時期です。
体がだるい、疲れが抜けないなどの症状が出たり
風邪をひきやすかったりしますので
食べ物にも気を配り事前にケアしたいものです。
ここで、処暑の時期に食べたいお勧めの
食材をざっとご紹介します。
野菜なら、なす・ブロッコリー・さつまいもや山芋・きのこなど。
果物なら、リンゴやナシ、ブドウやイチジク。
お魚なら、イワシや太刀魚、さんま。
どれも旬になるとスーパーに並びますので
ぜひ季節を取り入れた食事をしてくださいね。
ここではさんまとナスについてちょっとだけ★
■サンマ
サンマが店頭に出るようになると「もう秋か?!」って気がします。
旬のものは脂のりもよく栄養もぎゅっと
詰まっているので積極的に食べたいですね。
慣れないとちょっと苦いかもしれませんが、
ビタミンも多く含まれているさんまの内臓も一緒に
丸ごと食べるのがおすすめですよ。
付け合わせには大根おろしと
カボスなどの柑橘系も添えてくださいね。
大根おろしには消化酵素が含まれているので
冷たい食べ物で弱りがちに胃を助けてくれます。
サンマはくちばしが黄色くて
背中の厚みのあるものを選びましょう!
■なす
夏の間も茄子を食べていたかもしれませんが
秋ナスもおいしいものです。
季節も変わり目に合わせて体を温める食べ方に切り替えましょう。
味噌炒めにしたり、生姜を組み合わせると
体を冷やさずしかもおいしくいただけます。
処暑はいつなの?
色々ご紹介してきましたが処暑はいつなのでしょうか?
正解は・・・8月23日頃です。
「頃」というのは毎年多少ずれるから。
二十四節気では処暑の次は白露。
期間で言うと、処暑は白露の前日までとなっているので
毎年8月23日頃から9月6日頃までです。
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭なら
宿題に追われてバタバタしている頃かもしれませんね(笑)
台風も発生する時期なのでお天気にも注意が必要です。
暑さの中にも季節の変化を感じますね~。
編集後記
おなじみの春夏秋冬から一歩進んだ二十四節気のお話。
いかがでしたか?
季節は目に見えなくても確実に変わっていて、
それを体が感じるちょっと前に教えてくれる
二十四節気ってすごいですよね。
暦の上で季節の変化を事前にキャッチし
生活に取り入れることができたら
もっと快適に過ごせるのかもしれません。
これからはカレンダーの二十四節気を
チェックしてみるのもいいかもです(^v^)