七五三に欠かせない千歳飴。
子供は甘い物が大好きなので千歳飴を楽しみにしていると思いますが、長いから食べにくいですし目でも突っついたらなんてつい考えてしまいますよね。
このページでは長い千歳を食べやすくする方法や、残りを無駄なく再利用する使い方などについてご紹介します。
千歳飴の食べ方は?
子供の健康長寿を願って細く長く作られた千歳飴ではありますが、ヒジョーに食べにくく危ないのが難点。
(千歳飴は直径15ミリ・長さ1メートル以内と決まっているんです)
子供は大人が考えつかないようなことをしますから、あの長さがアダとなり・・・なんてことにならないように注意したいですよね。
でも地域や人によっては千歳飴は長寿を願って・・・というものなのだから、長いまま食べるのがアタリマエで切ったり折ったりはいけないとう考え方があるのも事実。
でも現実問題として、1メートルもある千歳飴の場合はそうも言ってられませんよね。
千歳飴の意味合いから考えると長いまま全部舐めるのがよいのでしょうが、子供にいつまでも飴をしゃぶられておくわけにもいきませんし。
いろいろな本で千歳飴について調べてみましたが、折らずに食べなきゃダメ!という文言も見当たりませんでした。
その一方で千歳飴の習慣ができた当初は、縁起物だからこそ家族みんなで分け合って食べたり近所の人にもお裾分けするなどしていたようです。
みんなで福を分けていたんですね^^
そういう意味から考えてみると、千歳飴は切ってはならん!というのが必ずしも正解にはならないのかもしれません。
なので個人的には千歳飴は長いままでなく、小さくカットしてみんなで分け合いながら食べるのが一番良い方法なのではないかと思います。
・・・というわけで本題に戻り、千歳飴が食べにくい!を解決するにはどうしたらいいのか?
■包丁の背で割る
袋の中に入れたまま包丁の背でパーンと割る方法です。
まずは飴の真ん中で割って半分に、その半分をまた半分に・・・というふうに割っていけば食べやすい大きさになります。
飴を割ると空気に触れる面も大きくなりベタベタしやすいですから、すぐに瓶に入れて乾燥剤とともに密閉しましょう。
■包丁を温めてカット
もうちょっと均等にカットしたいなあという場合は、包丁をガス火で温めたものを使い飴を溶かしながら切る方法もあります。
まな板の上に飴を置き、熱い包丁当てて飴にスジをつけるようにクルクル転がすような感じでやるといいです。
熱湯で温めると水気や湿気が飴に伝わりやすくなりますので、包丁は火で温めて使うようにしましょう。
硬い飴を切ることで多少包丁の刃は傷みますので、あまり大事でないような包丁があるならやってみてください。
千歳飴の中身はわりとスカスカしているので、思っているよりは切りやすいと思います。
■溶かす
千歳飴をカットした場合、その切り口が鋭くて危ないな~というときはレンジで溶かしましょう。
オーブンシートに千歳飴を乗せてレンジで温めると、柔らかく溶けて角がなくなります。
千歳飴の残りを再利用する上手な使い方は?
千歳飴が1本だけならどんなに長くても時間をかければそのうちなくなると思いますが、ご近所さんからたくさんいただいてどう考えても食べきれない量が集まってしまうこともあります。
こんな時は舐めてるだけでは追いつきませんので、別のものに使ってどんどん消費しましょう。
■料理に
甘辛味に仕上げる肉じゃがや煮物・照り焼きなどに、千歳飴の甘みが大活躍。
砂糖やみりんのかわりにして使いましょう。
いちごやチョコなどの味つきでなく、普通のミルク味のものにしてくださいね。
カレーやシチューなどに入れるとコクがでます。
千歳飴が溶けやすいように、細かく砕いて瓶などに入れておくとラクチンです。
■大学芋に
大学芋を作るときに砂糖の代わりとして使いましょう。
■ドリンクに
ホットミルクやカフェオレ・コーヒーなどいつもの飲み物に入れて使ってください。
いちご味の千歳飴なら牛乳に使うとよいです。
■キャラメルクリーム
生クリームや牛乳と一緒に砕いた千歳飴を入れてクリーム状になるまで煮詰めればキャラメルクリームの出来上がり。
パンに付けたりホットケーキにかけたりと、いろいろな使い方ができますのでおすすめです。
千歳飴もこれなら結構消費できます^^
おわりに
千歳飴ってホントにいっぱいありすぎて使い切れない・・・とお困りのかたも多いと思います。
いろいろな人の話を聞いてみると、やはり砂糖ばかり体に摂取するのはよくないということでしばらく保管した後処分することもあるようです。
家族の健康を考えての処分なら、間違っているとも言えませんしね。
地域のフリマで千歳飴を全部売った!という強者もいましたが、この方法ならある意味「福のお裾分け」になっていいのかもしれません^^