夜は普通に寝たはずなのに朝起きたら布団がズレまくっていたりベッドから落ちてしまうなど、寝相の悪さには困ってしまいますよね。
子供のときに寝相が悪くても大人になると自然と治るとされていますが、いまだに寝相が悪いという方も多いと思います。
自宅でならいいけれど、誰かと旅行に行ったときもこんな状態だったら・・・
どうして寝ているのにゴロゴロ動いてしまうのか?
寝相が悪い原因やそれを治す方法についてご紹介します。
寝相が悪い原因や改善するには?
寝返りは眠りが浅いときに起こることがほとんどで、1晩で10回~30回程度ゴロゴロと体を動かしています。
この動きが大きかったり回数が多いほど寝相が悪いという状態になります。
どうして必要以上に寝返りを打ってしまうのでしょうか?
■枕が合わない
どんな枕を使うかによって睡眠の質もかなり違ってきます。
それくらい枕は眠りを左右する重要なアイテムなんですね。
枕は高すぎても低すぎても首や肩に痛みを感じてしまうため、合わない枕を使っているとゴロゴロと寝返りを打つ回数も増え熟睡度も低下します。
枕の高さの他、固さも重要です。
中身が柔らかすぎて頭が沈んでしまったり中身が偏ったりするものは使いにくいです。
枕を選ぶときは店頭で実際に試してみて買う方法がおすすめとされていますが、実は店頭で試してみて良いと思ったとしても自宅の布団と合わせてみるとイマイチなこともあります。
本当に合うかどうかはいつも使っている布団で、一晩二晩使ってみないとわからないものです。
なので私のおすすめは、高さを自由に変えられる枕を選ぶことです。
枕の内部が3~4分割されていてそれぞれの場所によって綿の量や詰め物の種類を変えられるものだと、理想に近い枕に近づけることができます。
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■布団が合わない
敷布団・掛け布団も寝相の悪さに関係しています。
まずは敷布団。
例えばぺったんこになったせんべい布団で寝ている場合は、底付き感があるため腰が痛くなりやすく寝返りの回数も増えます。
もちろん柔らかすぎても腰が痛み不快に感じます。
適度な柔らかさと体の重みを分散して支える敷き布団選びがカギとなります。
掛け布団の場合は重すぎると動きにくく圧迫感もありますが、軽すぎても落ち着かず眠りが浅くなることがあります。
快適と感じる重さ選びはもちろん、肌に触れることが多いのでアレルギーなどが起こりにくい素材を使った布団を選びましょう。
■体の締め付け
きつい下着や着心地の悪いパジャマなどを身につけていると、眠りが浅くなり寝返りが多くなります。
眠るときは動きやすくゆとりのあるパジャマでないと、睡眠に悪影響を及ぼします。
女性用の下着なら締め付けないナイトタイプにすれば、リラックスして眠りやすくなります。
■睡眠環境によるもの
カーテンなしで寝ていて外の明かりが部屋に入ってきたり、電気をつけて寝ている・騒音など睡眠を妨害するような環境をなんとかしようと寝返りを打ちます。
例えば右側に光を感じたときは左側にゴロン、騒音が気になれば布団を引っ張ってかぶる・・・
不快な状態から逃れようと寝ながらも工夫しているのですね。
部屋の電気は消すのはもちろん、遮光カーテンでしっかり光を遮断したりアイマスクを着用するとかなり改善します。
防音のためには耳栓などを使って、耳からの音を遮断しましょう。
■室温によるもの
室内の温度が暑すぎたり寒すぎたりでは、眠りもスムーズにいきません。
湿度50%前後・季節によりますが温度は20~25度を目安にして、温度管理しましょう。
快適な温度で眠れば、暑くて布団を蹴ったり寒くて布団をズリ上げたりなどが起こりにくくなります。
■強い光を見ない
眠る直前までパソコンやスマホなどを使っていると、目から強い光が入ってくるので脳が興奮したままになりなかなか寝つけなかったり眠りが浅くなり熟睡できません。
寝る30分前までにはすべて終了し、部屋の明かりは間接照明などに切り替えた方が眠りやすくなります。
電気機器が発する光は思っている以上に強力なので、睡眠前には使わないのが一番良い方法です。
■自律神経によるもの
強いストレスや緊張することが多かったり季節の変わり目や不規則な生活によって自律神経が不安定になると、睡眠も浅くなり寝相にも影響します。
乱れた生活リズムを整えたり、リラックスする時間を取ることはもちろんですが、普段から腹式呼吸をすることで自律神経を整えることができますので生活に取り入れてみてください。
■体のこり
長時間同じ姿勢でいたり、猫背だったりなどで背中や首・肩の筋肉がこわばっていると、安眠の妨げになります。
寝る前にストレッチをすると不快症状が緩和され寝返りの改善につながります。
ワタシが毎日やっているのは肩甲骨をほぐす体操です。
これをやっておくと首から肩・背中のあたりがスッキリとして、よく眠れるようになります。
おわりに
ワタシは大人になっても寝相が悪いのが治らず、いつも朝起きると体が90度回転していたり枕に足を乗せていたりなど、どうしてこの位置にいる??というような寝姿で起きることが多かったです。
色々やってみて一番効果があったのは、体のこりをほぐし血行をよくすること・自律神経を整えること・寝具の見直しでした。
特に秋から冬になる季節の変わり目が一番体調を崩し自律神経が乱れるときなので、湯たんぽで体を温め体温を上げ血行を改善することで眠りの質が上がり寝相も治まるようでした。
今年は思い切って寝具を全取っ替えしたのですが、それもかなり良かったです。
中でも枕と敷き布団を変えたことで眠りの質が上がりました。
寝相が悪くなるのには人それぞれ原因がありますので、生活面を見直して改善していきましょう。