洋風の煮込み料理や肉料理などに使われるローリエは、1~2枚入れるだけで本格的な感じがしますよね。
でもあまり使い慣れない人にとっては、わざわざ葉っぱなんて入れるほどでもないかな~なんて思ってしまうかもしれません。
イマイチ使い方もわからないし・・・となれば余計にそう思いますね。
このページではローリエを使う事によってどのような効果が期待できるのか?その使い方などについて見ていきたいと思います。
ローリエの使い方は?
ローリエの特徴や美味しさを引き出して料理を美味しく使うためには、どのように使ったらいいのでしょうか?
■途中で取り出す
シチューやポトフ・肉料理などにローリエを入れて煮込む際には、料理が完成するまでずーっと入れっぱなしにするのではなく長くても2~3時間経ったら取り出すようにしましょう。
そのままだとだんだんローリエの苦みが出てくることがありますので、料理の味にも影響してしまう心配があります。
■切り込みを入れる
ローレルを使う場合は葉っぱそのままをポンと入れるよりは、ハサミで切り込みを入れたり折り曲げる・軽く揉んでから使うようにすると香りが出やすいです。
ちぎって使ってもいいのですが、具だくさんの煮込み料理の場合は葉っぱが取り出しにくくなってしまいますのでそこそこの大きさを残しておいた方が後々便利です。
■乾燥葉のほうがまろやか
ローレルの葉っぱが生で売っている場合もありますが、生葉は苦みがちょっと強いので乾燥させてから使ったほうが青臭さが抜けて柔らかい香りになります。
2週間程度干すといい感じに乾燥します。
ローリエの使い方 料理以外には?
普通に家庭料理を作る程度ならローリエを頻繁に使う事ってそれほど多くないですから、乾燥したものを一袋購入し数枚使った後は残りをどうしたものかと困ってしまうかもしれません。
料理以外で使うとしたらどのようなものに使えるのでしょうか?
■ローレル湯
体にも優しい白湯は、そのままよりもローレルを入れた方が香りも良く断然美味しくなります。
寝る前に飲めばとてもリラックスしますし体も温まりますので、寝付きも良くなります。
作り方はとっても簡単。
マグカップ1杯分の水を入れて沸騰させた後、火を弱めて10分ほど煮たら完成。
香りも良くほんのり緑色のローレル湯のできあがり。
めんどくさいときはカップにお湯と乾燥ローレルを加えるだけでもOKです。
葉っぱにはハサミで切り込みを入れておくと、よりエキスが出やすいです^^
■オリーブオイル漬け
オリーブオイルにローレルを入れて漬け込むと、香りの良いオイルになります。
その際にはローレルだけでなく粒こしょうやにんにく・唐辛子・ローズマリーなど数種類のハーブも混ぜれば、より美味しいオイルになります。
シンプルにサラダにかけて塩こしょうで味付けするだけでも、いつもよりグッと味に深みが増します。
■ローリエ酒
ホワイトリカーにローレルを数枚入れて2~3ヶ月おいておくと、香りの良いローリエ酒ができます。
葉っぱを入れるだけなので、ホワイトリカーがちょっとだけ甘ってしまった・・・なんて時にも小量で気軽に作れます。
ローリエの効果は?
スーパーなどのスパイス売り場にあるローレルの乾燥した葉っぱ。
これを使う事でどんな効果が期待できるのでしょうか?
ローレルを料理に使う場合の主な目的はくさみ消し。
肉や魚料理の気になるニオイを消し、清涼感のあるスッとした香りに変えてくれます。
そして見逃せないのは健康効果です。
ローレルには消化を促進したり、関節などの炎症を抑える・ストレス緩和などの効果が期待できるとされています。
■ローレルの葉っぱは昔から生薬として使われていたもので、胃腸が調子悪いなあ~というときに効果を発揮します。
ワタシはお腹の具合が悪かったりもたれているときは、ローレル湯を飲むと落ち着きます。
■生のローレルは関節などの炎症によいとされていて、痛みのあるところに湿布のように貼ると緩和されると言われています。
■ローレルの香りにはストレスを和らげる「リナロール」という成分が含まれていますので、ホッと気持ちを静めてくれる作用があります。
これらの効果をうまく利用するためにも、お料理などにちょこちょこ取り入れてみてくださいね。
おわりに
最近はローレル湯にはまっていて、毎日のように飲んでいます。
あまりに好きすぎて生のローレルを買ってきて、自分で乾燥させて作るようになってしまいました^^
夕食後に部屋でDVDを見ながら、自家製ローレル?を使ってローレル湯を飲むのが日課になっています。