袋詰めや缶入りで売られている市販のあんこや手作りのあんこは、どうしても全部使い切れず残ってしまうことが多いです。
砂糖を入れて加熱していますから、日持ちしそうなイメージもありますが実際のところどうなのか気になりますよね。
このページではあんこの味を損なわず美味しく保存する方法やコツ・保存期間や注意点などについて見ていきたいと思います。
あんこの保存方法は?
残ったあんこはどのように保存したらいいのか?
常温・冷蔵・冷凍の三つがありますが、常温保存できるのは開封前の市販のあんこだけ。
開封後や手作りあんこの場合は常温はできません。
しっかり加熱して作ったし1日くらいなら大丈夫!なんて甘く見ていると食中毒の恐れも出てきますので、保存方法には注意が必要です。
市販・手作り関係なく、あんこの保存は冷蔵または冷凍の2択です。
ではその詳しい保存方法について見ていきましょう。
■あんこを冷蔵保存する方法
余ったあんこを次の日までに使いきる予定なら冷蔵保存しましょう。
手作りのあんこなら、鍋からタッパーに移して冷蔵庫に。
移し替える際は容器の水分はよく拭き取り、清潔な入れ物を使うようにしてください。
缶入りのものなら鍋の時と同じようにタッパーなどに移し替えましょう。
水分もあまりなく量も少ないならラップに包んでもOK。
市販の袋入りのあんこなら袋の空気を抜いて、口をギュッとゴムで縛り冷蔵保存しましょう。
容器に移し替えるよりも袋に入ったまま保存した方が、余計な雑菌を付けずに済みますのでそのままのほうがかえって好都合です。
次の日に保存しておいた手作りあんこを使う場合、砂糖の量をグンと控えて作ったものだと表面に水が浮いていることがありますから念のためもう一度鍋で加熱して使うと美味しく食べられます。
■あんこを冷凍保存する方法
残ったあんこを次の日までに使い切れない分は、すぐに冷凍するのが美味しさを逃さないコツ。
あんこは解凍したときに使いやすいよう、小分け冷凍しておいた方が便利です。
ラップに1回分ずつのあんこを包んで冷凍しましょう。
空気が入らないようにぴっちり包み、1センチくらいの厚さになるようにするのがポイントです。
早く凍るように金属トレーの上に置いた状態で冷凍すると、早く固まりますのでおすすめです。
凍ったものを再度取り出し、ジップロックなどチャックつきの袋に入れて冷凍保存しましょう。
あんこは冷凍庫のニオイを吸いやすいので、2重に袋に入れておいた方がいいんです。
解凍するときは前の晩に冷蔵庫に出してゆっくり解凍させるか、電子レンジでチンしてください。
あんこの保存期間は?
■冷蔵保存のあんこは?
最初の項目でもご紹介しましたが、あんこを冷蔵したものは翌日に食べるぶんだけ。
糖分が少なかったり保存料をあまり使っていないあんこは傷みやすいので食中毒を防ぐ意味でも、その方が安心です。
過去にあんこの食中毒がニュースになりましたが、あんこって腐っていてもわかりにくいんですよね。
なので、冷蔵の場合は翌日までに食べきるのがおすすめです。
■冷凍保存のあんこは?
あんこを冷凍保存した場合、保存期間は1ヶ月程度が目安です。
それ以上に保存期間が長くなると冷凍焼けを起こしやすくなったり、冷凍庫のニオイが付いてしまってせっかくのあんこの美味しさが半減してしまいます。
冷凍といえどなるべく早めに食べるようにしましょう。
あんこを保存するときの注意点は?
■雑菌に注意
あんこを小分け保存するときに取り分けるタッパーやスプーンなどは、水分をしっかり拭き取った清潔なものを使いましょう。
あんこを食べるのに使ったスプーンなどで取り分けたり、手で触ったりはしないよう注意してください。
■保存方法に注意
冷凍保存するときにラップに小分けする方法をご紹介しましたが、メンドクサイからとあんこを直接ジップロックなどに入れて凍らせてしまうと解凍したときに独特のビニール臭が気になることがあります。
なので小分けは必ずラップを使い、凍ったものをジップロックにい入れて保存するようにしてください。
ちょっとの手間で食べるときの美味しさにも差が出ます。
■ニオイは鍋で加熱
冷凍保存したあんこは、保存状態によっては冷凍庫のニオイが付いてしまいそのままでは美味しくないことがあります。
そんな時はいったん鍋に出して弱火にかけ、様子を見て水少々を加えつつ焦げないように加熱すると冷凍庫くささが和らぎます。
ニオイは付いていないけど、何となく冷凍したものは味が落ちるな~と感じる場合ももう一度加熱すると美味しさが戻ります。
おわりに
あんこをストックしておくと、ちょこちょこ使えて便利なんですよね。
簡単に済ませたい1人ランチにはトーストにバター&あんこもできちゃいますし、どら焼きの皮をちゃちゃっと焼いてあんをサンドすれば買ってこなくてもどら焼きがすぐに作れます。
市販品は注意しないと添加物も多いので、できれば小豆と砂糖で手作りするのがおすすめ。
意外と簡単ですし安心して食べることができますので、ぜひ一度挑戦してみてください^^