ちょっと不思議な形をしたバターナッツかぼちゃ。
最近ではちょっと大きなスーパーだと見かけることが多くなりました。
、
気になるけれどどうやって食べるんだろう?どんな味?そんな基本的なことがわかっていないと、バターナッツかぼちゃを買うのをためらってしまいますよね。
バターナッツかぼちゃとは一体どんな物なのでしょうか?
バターナッツかぼちゃの味は?
ひょうたん?ピーナッツ?のような長細い形をしたバターナッツかぼちゃ。
南アメリカが原産です。
その名のとおりナッツのようなコクのある風味と、なめらかでねっとりした食感が特徴です。
バターナッツかぼちゃのタネのない上部分は水分が多めで甘み少なめ、タネのある下部分のほうが風味と甘さがあります。
よくある普通のかぼちゃに比べると甘みや食感が違うので、ホクホクしたかぼちゃのつもりで食べると「これがかぼちゃなの?」と感じるかもしれません。
水分が多いので煮物には向きませんが、バターナッツかぼちゃの特徴を活かしコクや風味を味わう料理を作ればとても美味しいものができます。
バターナッツかぼちゃの使い方は?
バターナッツかぼちゃを料理に使う時、切り方や皮はどうしたらいいのでしょうか?
丸ごと購入した場合は、頭のヘタと下のお尻部分をギリギリのところで切り落としてから縦半分にカットしましょう。
上下に長いので切りにくければ、いったん真ん中でざっくりカットし短くしてから半分にカットしてもOK。
たぶん一般的なかぼちゃに比べれば切りやすいので力を入れれば大丈夫と思いますが、もしも堅くて切れないようなら電子レンジで数分チンしておくとラクにカットできます。
半分にカットできたらタネをくり出して皮を剥きます。
スープなどに使う時は皮は固いので、剥いた方が口に残らずなめらかで美味しいと思います。
カットしてじっくりソテーして食べるなら、皮付きのまま焼いてもOK。
皮が付いていた方が崩れにくいと思いますので、そのまま使いましょう。
バターナッツかぼちゃの食べ方は?
バターナッツかぼちゃは、どうやって食べたら美味しいのでしょうか?
上と下で水分量や甘みも違いますので、それぞれ使い分けるといいかもしれません。
■スープ
バターナッツかぼちゃの上部分は水分が多いので、加熱したものをつぶしてスープにしましょう。
玉ねぎなどをバターで炒めバターナッツかぼちゃと牛乳で好みの濃度にしたら、コンソメスープの素や塩胡椒で味付けすればOK。
バターナッツかぼちゃのうまみをシンプルに味わうことができます。
■ソテー
バターナッツかぼちゃの下部分はコクのある味わいと優しい甘みがあるので、1センチ程度にスライスしたら軽く塩を振ってからフライパンでじっくり焼くだけでとても美味しいです。
■オーブン焼き
メイン料理にしたいならオーブンの天板にバターナッツかぼちゃのほか、玉ねぎ・カラーピーマンやじゃがいもトマトなど適宜カットした野菜と一緒に鶏手羽元やウインナーなどお好きなものを並べてオーブンでじっくり焼きましょう。
バターナッツかぼちゃは、下部のネットリした食感の方を使ったほうが美味しいです。
塩こしょう・にんにく・ローズマリーなどをのせ、オリーブオイルを回しかけて30分程度焼けばできあがりです。
■サラダ
バターナッツかぼちゃを電子レンジでチンして、柔らかくしたらつぶし冷ましておきます。
炒めたベーコンや玉ねぎスライス・ローストしたくるみを加え、塩こしょう・マヨネーズを混ぜたら完成。
カリッとしたクルミが後引く美味しさです。
■バターナッツかぼちゃのシチュー
優しい味わいのシチューに、バターナッツかぼちゃを加えるとより深みが増します。
じっくりコトコト煮てわざとに崩れるようにし、シチューになじませると美味しいです。
■かぼちゃのジャム
バターナッツかぼちゃはとてもなめらかである程度水分もありますので、かぼちゃのジャムもおすすめです。
マッシュしたかぼちゃと50~60%くらいの砂糖を加えて、焦げないように弱火で煮ていきます。
最後にレモン汁少々とお好みでシナモンを加えたらできあがり。
煮沸消毒しておいた保存瓶に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
バターナッツジャムがあれば朝食のトーストが楽しみになりますよ^^
クラッカーのディップとしてもおすすめです。
おわりに
バターナッツかぼちゃは形もかわいいですし色もいいので、ハロウィンなどをはじめかぼちゃの美味しい季節にはぜひ試してみたい食材の一つ。
色々な調理法で美味しい料理を作ってみてくださいね。