男の子のお祭りであるこどもの日。
その前からこいのぼりや兜を飾ったり、当日はちらし寿司を作ったりこいのぼりのロールケーキを用意して・・・などやることがいっぱいあって親は大変ですよね^^
子供の日といえば菖蒲湯も忘れずやっておきたいものです。
「菖蒲湯」という言葉は聞いたことがあるけれど、そのやり方がわからないしどんな効果があるの?そもそもなんで菖蒲湯?って方も多いかもしれませんね。
このページでは菖蒲湯についてわかりやすくご紹介していきます。
子供の日に菖蒲湯に入るのはなぜ?
中国では季節の変わり目で体調を崩しやすいときは菖蒲湯に入るという習慣があり、それが日本に伝わったとされています。
端午の節句にあたる子供の日は気温の入れ替わりが激しい季節の変わり目ですから、菖蒲湯に入ったり菖蒲の葉を使って邪気払いをしたようです。
そして菖蒲は「勝負」と同じ読み方なので、男の子の出世を願うという意味も込められています。
何だか菖蒲という植物が特別な存在に思えてきましたね^^
菖蒲はどこで売ってる?
子供の日に菖蒲を使う意味がわかってくるとダンゼン菖蒲湯にも興味がわいてきますよね♪
そういえば菖蒲ってどこで売っているんだろう?と思いませんか?
まずは菖蒲の入手先ですが、その時期になればスーパーもしくはお花屋さんで売っていますのでのぞいてみてください(たまに八百屋さんでも見かけます)
間違えて花菖蒲を選ばないよう、お花屋さんで買うなら「菖蒲湯に使いたいんだけど」と使用目的を伝えれば安心です。
ウチの近くのスーパーでは「菖蒲湯セット」なるものが毎年売られていますよ♪
普段はお花類の扱いがないスーパーなら事前に菖蒲の入荷はあるか確認しておきましょう。
子どもの日当日ですと売り切れていることも結構多いので、予約しておくか事前に購入しておくのも手です。
菖蒲湯の作り方は?
ではさっそく菖蒲湯の作り方にいってみましょう。
菖蒲はどれくらい用意すればいいかというと・・・特に決まりはないのでお好きな量でOK^^
お風呂の大きさにもよりますが10本前後を目安に入れればよいと思います。
菖蒲をひもなどで束ねたら浴槽に入れてちょっと高めの温度でお湯をはり、ちょうど良い温度にぬるくなったらお風呂に入りましょう。
最初に熱めのお湯を入れて菖蒲の香りが出すのがポイントです。
もっと菖蒲のエキスをしっかり出したいという時はちょっとひと手間加えましょう。
菖蒲をキッチンバサミで細かくカットしたら袋に入れ、熱いお湯と一緒に洗面器に入れてそのまま10~15分放置しエキスをしっかり出したものを風呂の浴槽に入れます。
菖蒲の形は見えなくなってしまいますが、効果重視という場合はカットしたものを使うのがおすすめです。
どちらにせよ、ポイントは菖蒲を熱いお湯に入れて成分をじっくり出すことです。
菖蒲湯の効能は?
菖蒲湯は子供の日のイベント的な楽しみでもありますが、実はちゃんと効能もあるんです。
まずは香り。
菖蒲湯には精油成分も含まれていて独特の香りがありとてもリラックスします。
菖蒲の香りは邪気払いをするとも考えられているようですので、お風呂でゆっくりつかり香りを存分に取り入れましょう!
・・・とはいえ精油成分が多いのは菖蒲の根っこや茎部分なのですが、売られている菖蒲は葉っぱがメインになっています。
なので薬効的には少ないかもしれませんが、やはり本物の植物をお風呂に入れているだけでかなりリラックス効果はあると思います。
その他の効能としては、血行をよくして腰痛や冷え性、肩コリや筋肉痛などの症状の緩和が期待できるとされています。
ま、子供ならこんな症状あまりないと思いますけれど(笑)
編集後記
菖蒲湯のことを知ってさっそく試してみたくなったのではないでしょうか?
菖蒲湯はお湯に浮かべて香りや効能を楽しむのはもちろんですが、お風呂に入っている時に菖蒲の葉っぱを頭に巻くというものやってみましょう。
その姿を想像するとちょっと笑っちゃいますが、菖蒲の葉を頭に巻くと頭がよくなるといわれていますので学力アップを願うならこれは外せませんね!
なので菖蒲のエキスを出そうと全部刻んで袋に入れてしまうと頭に巻くぶんがないので、1~2本はそのままとっておくとよいです。
子供も葉っぱを頭に巻くだけでお風呂がより楽しくなると思いますよ。