甘くてジューシーな桃は季節のお楽しみですよね♪
夏は桃狩りで楽しんだり産地からお取り寄せして楽しむ方も多いのではないでしょうか。
さてそんなおいしい桃は取り扱い方もちょっとめんどくさかったりします。
食べる時に手が汚れないようにと事前に皮をむいてしまうと変色してしまった事はありませんか?
このページでは桃の変色の原因をはじめ、変な色になってしまっても食べれるのか?どうしたら変色を防げるのか?についてご紹介します。
桃が変色する原因は?
ピンク色でみずみずしい桃。
それなのに切るとあっという間に色が変わって「まずそ~」になっちゃうのはどうしてなのでしょうか?
その原因は「酸化」。
リンゴやバナナ、アボカドなどでも同じことが起こりますよね。
これはフルーツに含まれているポリフェノールが空気に触れて酸化することで変色してしまうのです。
こうなってしまうとせっかくの桃が台無しですし変色してると「食べれるの?」なんて思ってしまいますが、変色とともに味が変わったりしないのでしょうか?
桃が変色しても食べれる?
皮をむいて変色してしまった桃は見た目的にもどよ~んとしていて、食べたさをそそらない感じになっていると思いますがこれって食べれるのでしょうか?
もちろん食べられますので安心してお口にどうぞ♪
皮を剥いて保存してある分鮮度は多少落ちているかもしれませんが、見た目を気にしなければ美味しさもそれほど変わらないと思います。
桃の皮を剥いてから冷蔵庫に入れて冷やしすぎていたとしたら甘味がちょっと少なく感じるくらいの違いだけですから変色しても気にせずいただきましょう。
桃の変色を防止するには?
食べる前に皮をむくのが良いとわかっていても、これからお客様が来るからその前に桃を用意しておきたいとか色々な理由で桃の皮を剥いて食べるだけの状態にしておきたいという時ありますよね。
空気に触れるとどうしても変色してしまう桃をどうにかして防止することはできないのでしょうか?
■レモン汁
皮をむいた桃にレモン汁をかけて優しく全体を混ぜ合わせます。
適当にカットした桃1個に対しレモン汁大さじ1~2程度が目安です。
これは一番良く知られているレモン汁を使った方法でビタミンCに酸化を防いでくれる働きがあります。
レモン汁をかけると桃の味わいは若干変わってしまいますが、自分で試してみても一番効き目があるかなと感じます。
■塩水
水10:塩1の割合で塩水を作り皮をむいた桃に浸したり塗ったりする方法もあります。
塩水が酸化をおさえて変色しにくくなります。
塩水に浸けるデメリットは桃の甘さがなくなってしまうことです。
食べるときにさっと水洗いしたとしてもせっかくの桃の美味しさが半減してしまうのがちょっと残念です。
■砂糖水
砂糖と水を同量でとかしたシロップを作っておきます。
レモン汁の時と同じように、適当にカットした桃に加えてざっと混ぜ合わせます。
砂糖には保水力がありますので糖分が桃の表面を守ってくれるため変色を防いでくれます。
塩水やレモン汁の方法に比べると桃の味が一番変わりにくいと思います。
しょっぱい&酸っぱい桃が嫌だ~という場合は砂糖水がおすすめです。
以上3つの方法をご紹介しましたが、どの方法も変色防止をしたからといってずっと茶色くならないわけではありません。
冷蔵庫に入れた場合2時間程度持てば良い方だと思います。
どれも添加物ではないのでそれほど色止めの力はないんですね。
やはり生の状態で変色を完全に防ぐことができないので、一番良いのはコンポートにしてしまう方法です。
砂糖水で煮てしまえば生の感覚も残しつつ色も変わらず、お客様が来る前に用意しておけるので色にこだわるならコンポートです。
もしもイマイチ甘さが乗ってない桃だった場合もコンポートにすれば美味しくなりますので、生だけにこだわらず加工も視野に入れてその時の状況に応じて方法を選択してくださいね。
編集後記
桃ってどれも甘くておいしい!というわけでもなく、やっぱりハズレもありますよね。
スーパーで買う時はどこをチェックすればおいしい桃をゲットできるでしょうか?
見るべきポイントは5つ!
(1)桃の色は濃いピンク?赤?を選んで。薄ボケた白っぽいものより濃い色の方が甘いです
(2)桃のお尻は白っぽいものがマル!
(3)桃の中心線から左右にバランスよく大きくなったものが良い!いびつよりきれいな形のを選びましょう
(4)白いぶつぶつが全体にあるものは太陽にたくさんあたった甘い桃です
(5)桃を上から見て横長で楕円のものを選びましょう。
せっかく買うなら甘い桃を見分けておいしいのを買いましょう!
選び方のポイントを知ってるだけでハズレの確率が断然低くなること間違いなしです♪